妖怪とは…
人ならざる者だが既に自我はなく、邪悪な意志に突き動かされる存在
獣から成るもの、人から成るもの、様々だが、人を食うことに変わりはない

式神とは…
人ならざる者だが、修行を積んだ人間には使役できる存在

術士とは…
式神を用いて妖怪を打ち倒す者


総じて、人ならざるもの である。


声劇練習用脚本 「人ならざるものたち 改」 本編
1話 「狐の目」
登場人物
梅月 サイ アズマ 仇狐 忌み狐 村長
2話 「心と背中」
登場人物
梅月 サイ アズマ 葉鶴
3話 「遠い人」
登場人物
梅月(成長) 梅月(少年) 菊砂/サイ 白蘭 藤水 七亡者
4話 「白い花」
登場人物
梅月 アズマ サイ 数多 村長




人物設定
主要人物
梅月(うめづき)
サイとアズマを従える術士。
術士としての腕は確かだが、働くのは嫌。
お茶と和菓子が好きだが、何を食べても太らない体質
小さい頃とキャラ違い過ぎ。
アズマ
梅月によって作られた式神。
水を媒介に作られた。
基本的に無口で、梅月以外には冷たい態度をとる。
   ツンデレとは少し違う。デレデレ。くーでれとも少し違う…。
サイ
術士菊砂によって作られた式神だが、修行の途中で菊砂が命を落としたため、梅月に引き取られる。
鈴の音で呼び起こされた。
感情がないとは思えないほど、人間の表情を真似することが上手い。
語尾に「ッス」をつけているのは演技。
サイ菊砂先生好きすぎる。
1話登場 仇狐(あだぎつね)
獣だった頃は、ただ人を狩るだけの妖怪に満たない獣だった。
道に迷った人に化け、山奥に誘い込んで穴倉でその肉を食べていた。
だが、数多(あまた)という妖怪に会い、化かそうとして左目を削られた。
その後数多の影に怯え、その怯えが獣を化け物へと変化させた。
木々の陰を数多と思い、逃げ惑っている。
獣の時代は、月を見ることが好きだった。

忌み狐(いみぎつね)
わりとそこらへんにいる妖怪。仇狐に比べれば下級妖怪。
狩られた後供養をされなかった動物が化けてでたもの。

2話登場 葉鶴(はづる)
甲羅ヶ池村に住む娘。
人ならざるものに対する感度が強く、宿り木を発症しやすい体質。
数年に1度発症するたびに、梅月を呼んで印を彫ってもらっている。
梅月に好意を寄せているが、全く相手にされていない。
3話登場 菊砂(きくすな)
梅月と共に、藤水の下で修行をしていた。サイを作った者。
兄弟子の白蘭を心から尊敬していて、白蘭の書いた詩を常に懐に入れていた。
何事にも前向きで、失敗を気にせず、人懐っこかった。辛いものが好きで、夏を愛した。
後に、妖怪に襲われ死亡。サイを梅月に託した。

白蘭(びゃくらん)
藤水の養子。
人ならざる力に敏感な体質で、体中の色素が薄く、幼いのに髪は白い。
生まれつき身体が弱いために修行についていけていない。
人ならざるものを遠ざける影響力がある特異体質だが、代償は重い。
似たような境遇の雪昌を不憫に思い、明るく接している。
甘いものが大好きで、常に懐にお菓子が入っている。

藤水(ふじみず)
白蘭の養父で、菊砂と梅月の師匠。
白蘭を引き取ってから暫くして護法本部の本部勤務を離脱、地方の数守番となった。
苺大福が好き。

七亡者(ななもうじゃ)
病や飢饉、戦などで大規模な数の死者が1度にあの世に渡る時、
その先導をする亡者のこと。
亡者というよりは死に神に近いのだが、眠ること・座ること・休むことを
禁じられているため、亡霊といったほうが正しい。
この世で犯した罪悪分の仕事をするまでは、許しをもらえない。
人を喰う妖怪でもあるが、それよりも金を稼ぐことが好き。

佐納 雪昌(さのう ゆきまさ)
梅月の幼少時代の名前。
"清嶺(せいれい)の都"の名家の佐納家の、長男雪由(ゆきよし)に次ぐ
次男だったが、今は既に死んだ子どもとして、のちにうまれた雪臣(ゆきおみ)が
次男として認められている。
幼い頃から宿り木を発症しやすく、
それらを災いの先触れと捕らえた当主たちによって、隠されて育てられ、藤水の下へ送られた。
後に術士名としての「梅月」を携え、術士となる。
4話登場 数多(あまた)
赤い衣を纏った黒髪の妖怪。
一見人の姿をしているが、彼が街に近づいただけで、風に血の香りが漂う。
時々川辺で蛍を捕まえて遊んでいる。


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